(読んでいただいてありがとうございます。)
今月に入って、彼との約束の日を終えた。
お休みをとってくれて、有名なお店にいくことになった。
カウンターで美味しいランチを食べて、冗談を言い合って、
お互いの希望通りに関係を持った。
「あなたが幸せにするのは別の人だよ」
「ほんとうに君は頭が乙女だね」
そう言いながらも彼はとても優しかった。
経験豊富にみえたけど、意外と思ったより普通だったので
ほっとしたというか。彼の素の一面がみえた。良くも悪くも・・・。
そして一通りの事が済んだら、冷淡になった。
これが、いわゆる。男性というのはすごくわかりやすいと思う。
ムカついたから、分厚い学術書を貸してきた。
ぶりっこは彼には通じないから、楽だし、好きだなと思う。
自業自得だし同意の上だから、後悔というのと違う。
お互いに演技して、探りあって、信用を失わないために
ある地点まで話すけど、干渉はしない感じ。
自分は寂しがり屋の甘えん坊だと思っていたけれど、そうではなくて
単なる常識のない、未熟な人間だった。
彼はたくさんの女性に声をかけて楽しめるという。
自分にはない軽さが不思議でしかたない。
こんな風にうじうじとブログを書くタイプではないし(苦笑)
週刊誌やテレビで報道されている人達を悪く言う資格は自分にはない。
それにしてもなぜ他人の色恋がニュースになるのか?
大衆心理・願望の裏返しかな。
他の人もやってるから、ではなくて、他の人はやってないから、
でもなくて。自己責任なのに。まして、他人に相談することではないと思う。
相談された側になったこともあるけど、当時は理解できなかったし、戸惑った。
経験者にしか分からないんじゃないかな。
もうすぐ環境が離れ離れになる。
次に会うとき、どんな顔をして、何を話せばいいのだろうと思う。
春が容赦なく近づく。
距離をあけながら、雪を肩に受けながら細い路地を歩く背中を思い出す。
昔知り合った頃と変わらないのに、
並んで歩いたり、挨拶するだけで、目が合うだけで、名前を呼ばれるだけで
幸せだったのに。
どんどん欲深くなってしまった。
求められて嬉しかった。でも苦しみ、違和感がある。
なるべく考えないように予定をたくさん入れたくなっている。
そもそも、ゴールはないから。