類は友を呼ぶ

まだ、お正月から一か月も経っていないのだなあと思う。


1月って結構長く感じる。
テレビで芸能ニュースをみて、元同僚はいまごろ盛り上がっていそうだなって
懐かしい会話を思い浮かべる。


先週会う約束をしていたので、待ち合わせ場所に行ったところ
彼は笑顔で、そして、向こうの言い出したデートなのになぜか
手ぶらでやってきた。
荷物は?ときいたら、「あれ、今日って・・・?」「ええ?」と
あたふたとパニックになる。


そう、彼は日付を勘違いしていました。今日は次のデートの打ち合わせだと
思っていたそうだ。
「ごめんね、ごめんね。」と何度も何度も謝ってくる。
そして取り繕うように、キスをたくさんしてくる。
時間をつくって、頑張ってきたのに、楽しみにしていたんですが・・・


正直いってとてもがっかりした。


前にも同じことがあった。


彼は必ず遅れてやってくる。(←デートはほんの少し待たせる方がテクニックらしい、
たぶん知っててやってると思う。)


信用はどんどんなくなり、期待半分、失望半分でいたりする。


病気のせいというのもあると思う。
ときどき、話がかみ合わないというか、おかしいと思うことがある。
テンションがやたら高かったり、頑固すぎて、全然人の話をきいていなかったり。
感情の波がある。
非日常のことが引き金となり、良くも悪くもストレスを与えているのだろうな。


ただ・・・・長い付き合いの末、ぶっちゃけると
彼は都合の悪いときは、病気のせいだけにしがちだ。
学生時代から同じような病気で苦しんできた人間からすると、
病人だから、何を言っても、どんな我儘をいっても許される、というのはきれいごとだと思う。


冷たいけれど、ずる賢いところ、自己中心的な面もあることに気が付いた。


イケメンで、人当たりがよくて、仕事も真面目で、話も面白いけれど、
異性関係に関しては飽きっぽい人なんだなと思う。
別れようと言い出したのは、もっと他の女性とも遊びたいんだなって気がする。


そういう男でも、謝られて、また会う約束をしている自分がいちばん弱い。


これまで彼に対して、結構酷いことをしてきたし、怒られたこともある。
鼻水もこすりつけたり、約束をすっぽかしたこともある。


相手を許すことで、自分も許される。そのキャパは人それぞれ違う。


品行方正で立派な人だから好きになるわけではなくて、かといってあまりに
だらしがないとイヤになってしまう。不思議だなあ。

満ちては退いて、そしてまた

新しい年が始まった。
日常生活が戻ってくる。



「会いにいくから」


去年約束した。


いつ?会いにいこうか?
考えてしまう。



これって
義務感からじゃなくて?
会いたいと思っているからじゃなくて?


会いたいよ。
いますぐに。


もう冷めたんだよ。
その程度だったんだよ。


認知を修正する作業。



実生活では誰にも話すつもりはない。


ネットで、たくさんの意見を知った。



価値観はひとつではない。
正論が正解とは限らないよ。

その後

前回の日記から一か月以上が経ちました。



結論からいうと、彼とは近い将来に別れることになりました。
喧嘩したわけでもなく、むしろ一緒にいると時間が経つのがあっという間で
現実を見失ってしまうからです。


知り合って長い年月が経ち、お互いに距離が近づきすぎてしまった。
居心地が良くて深く知りすぎてしまった。
これ以上一緒にいると、きっと辛くなってしまう。
そして、お互いに恋愛以外にもやりたいことがあって、
家族もいて、周囲にも理解を得られない関係である。
それならば、今までありがとうって笑って、
お互いの将来のためにお別れしよう。


そういう趣旨のことを話しあいました。


肩の荷が下りたような気持ちでもあり
かといって切ないような、なんとも言えない気持ちも
並存しています。


大人ってややこしいですね。
そこに座ってもらって、面と向かってじゃんじゃん本音をぶつけられたら
いいのにな。